HARG治療のデメリット

️HARG療法は、言うまでもなく優れた治療ですが、HARG療法単独では効果を得る事は難しく、その他の治療と併用して初めて効果を発揮する事が多いです。

 

・例えばAGAでお悩みの男性の方で、特に男性ホルモンの影響が強い場合、フィナステリド(プロペシア)と併用しないと、HARG療法で毛が生えてきても、男性ホルモンの影響で、また毛が抜けてしまうという、繰り返しになってしまいます。

 

そのため、プロペシアの併用が必要となってきます。

・血流が極端に低下した患者様は、ミノキシジルの外用が必要になってきます。

 

️治療に合わせると効果的な内服薬

・外用薬・ホームケア

・男性の場合:プロペシア、ミノキシジル5%(ロゲイン5%)

・ 女性の場合:パントガール、ミノキシジル2%(リガキシジル2%)

治療後の注意点

■治療後、男性の場合はプロペシアやミノキシジルの内服を継続していく事になります。

■AGA(男性型脱毛)の患者様は、治療後もフィナステリド(プロペシア)を継続して服用しないと効果が持続しません。

ここで、一番注意して欲しいのが、副作用の問題です。確率の問題ではなく、実際に症状が表れた人がいるという事です。万が一、自分に副作用の症状が表れた場合、取り返しがつかない事になるので、覚悟が必要です。

■性欲減退

・性交への興味がなくなる

・性的刺激で性欲が沸かない

・性行為の回数が減る

■勃起・射精障害

・勃起不全(ED)

⇒なかなか勃たない、勃起が持続しない、十分に硬くならない

・射精障害

⇒早漏、膣内射精障害(遅漏)

精液量減少、逆行性射精

⇒精液の量が少ない、精液がまったく出ない、射精の後に尿が白濁する

️自覚症状が副作用だと気づかない場合が多い。

 

また、こうした精力に関する症状の他、海外の報告例ですが、精巣痛や頻尿・残尿感といった前立腺の不調があります。

 

️HARG療法のデメリットを考えるとき、最初に挙げられるのが治療費の高さです。

クリニックによって差はありますが、1回あたりの治療費は15〜18万円が相場。治療は月に1回、6回を1クールとするのが一般的で、早い人だと半年ほどで発毛を実感できるケースもありますが、人によってはさらに長期の治療継続が必要になるケースもあります。

1年間(12回)治療を継続すると、トータルの出費は200万円以上になります。

これ程まで治療費が高いのは、HARG療法がiPS細胞と同じ、最先端の再生医療を応用した治療法だからです。

 

️HARG療法の治療は、痛みを伴うのが難点です。

痛みの感じ方には個人差がありますが、注射器で直接頭皮に成長因子を注入するので、針で刺した痛みがあります。

また、治療は平均すると40分程度かかるので、40分間針で刺す痛みに我慢する必要があります。

腕の注射に比べて頭皮の注射は、より痛みを感じるという人もいます。

どうしても痛みが我慢できないという場合には、麻酔が使われます。ただし、麻酔の有無についてはクリニックによって異なるので、治療を受ける前にしっかり確認しておく必要があります。

️HARG療法は、言うまでもなく優れた治療ですが、HARG療法単独では、その効果を得る事は難しく、その他の治療と併用して、初めて効果を発揮する事が多いです。

ここでいうその他の治療というのは、治療後、男性の場合はプロペシアやミノキシジルを、女性の場合は、パントガールやミノキシジルの内服を継続していく事になります。

なので、HARG療法による治療を受けても、すぐに効果が実感できる訳ではありません。

早い人でも半年あたりで効果が現れ始めますが、人によっては更に長期による薬の内服治療の継続が必要になります。

1回あたりの治療費も、相場が15〜18万円と高いので、効果が実感できないと、焦ってしまう人もいます。

ただし、AGA治療などの薄毛治療でも即効性を期待できるものは少なく、プロペシアやミノキシジルといった薬を使った一般的な治療法でも、半年から1年以上の服用が必要です。